なぎさ現象
兵庫県南部地震は、震度7の区域が神戸市域をほぼ東西に細い帯状に分布していることが特徴である。この帯は、六甲系断層群に沿っているが、1〜1.5km南側に分布している。この区域は、平野部が山地に隣接する境界付近に当たり、地形や地下構造が水平方向に急変する部分と隣接している。つまり、基盤と軟弱な沖積層との境界面は切り立ち、両者の弾性波速度の差が大きいため、地震発生により基盤下から入射した地震波動と、基盤横から入射した横方向に伝播した地震波動が、境界より表層地盤に少し入ったところで干渉しながら増幅し、地震動の振幅が大きくなったと考えられる。この現象は、海岸に波が近づくにつれて波高が高くなる現象と似ているので、なぎさ現象と呼ばれる。
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